No.119『爆裂都市BURST CITY』

公開年:1982年
原作:戸井十月『爆裂都市』
監督:石井聰亙
脚本:石井聰亙、秋田光彦
ジャンル:暴れまくりサブカルパンクミュージカル

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ゆる~いサブカル映画特集その2。
『ウンタマギルー』より眠くはならない。うるせーからw

かなり前に感想書いたと思う『狂い咲きサンダーロード』の石井聰亙作品。
基本は『狂い咲き』路線を踏襲してる。ちょいSFサイバーパンク+暴走映画を軸にした、80年代MTVヤンキーテクノパンクアングラポストモダン何でもあり映画です。

全体的に無茶苦茶な勢いはあるけど、山田辰夫みたいにぶっちぎりテンションで話を引っ張るコアメンバーがいないので、ちょっと話が散漫でゆる~い。
でも80年代インディパンクの無軌道ライブとイケメンがいっぱい観れるので好きだ。
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No.073『TOKYO-POP』

製作年:1987年
監督:フラン・ルーベル・クズイ
脚本:フラン・ルーベル・クズイ
ジャンル:80年代日本のガールロック&ラブストーリー

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昔VHSで観た記憶があるんですが、未DVD化な様子。面白いのに残念だ。
ダイヤモンド☆ユカイをテレビで観て思い出した。

バブル時代の東京にボコボコ沸いて出た80年代インディーロックカルチャーの何でもアリな雑多な熱気をぎゅっと閉じ込めた、今では貴重なキッチュ可愛い映画です。

外国人女子が異文化日本に来て四苦八苦するロスト・イン・トランスレーション要素たっぷりな王道ラブストーリーなので、見やすいですよ。『星くず兄弟の伝説』より、寒いサブカルノリも薄いしw
初期の岡崎京子とか好きな方は見てみても良いと思います。
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No.072『極道戦国志 不動』

製作年:1996年
原作:谷村ひとし
監督:三池崇史
脚本:森岡利行
ジャンル:修羅の国のハードコアB級Vシネマ
注記:R-18指定バイオレンス映画

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狙ってまっせー!テイスト丸出しでなーんにも頭使わなくて観れちゃう、ハッタリだらけの悪趣味シネマで名を馳せる三池崇史監督のステキな迷作。
正月ボケ気分に浸りたい時にぴったり。

主人公は谷原章介演じる「イケメン高校生のヤクザ組長」。
設定聞いただけでケツまであらすじがわかるわっかりやすくVシネ王道なストーリーに、苦笑必至なバカ悪趣味ガジェットがこれでもかー!とてんこ盛り。

バカ系映画といえ表現が時々グチョグチョに汚いので、生理的にグロ系汚系が苦手な方は、あらすじと感想を読んでから観るかどうか判断するのがおすすめ。
オチがばれても全く支障ない話ですし。
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No.049 『空気人形』

製作年:2009年
原作:業田良家
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
ジャンル:変態せつない少し理不尽ラブストーリー

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ブログを見た奇特な知り合いから「40番台は裸祭りですか」と言われた。
あらー言われてみれば、三島先生から10歳の子供まで裸だらけじゃないですか。
だから49番目も裸映画で締める。しかも平成のメジャー映画であります。
ちなみにカンヌ受賞おめでとうございます記念。
キャー!時事ネタがメジャーな映画界の話題すぎてまぶしいw

ナチュラルでふんわり甘めな映像。
自然体で力み無い平成演技の役者陣。
無印良品の店のBGMでかかってそうな癒し系フォークロア音楽。

『ほっこりナチュラル』というライオン子供用歯磨き粉並みに甘々~な糖衣でキッツいテーマをコーティングした、毒リリカルな作風で知られる是枝作品。
『夢の島少女』の佐々木昭一郎監督に多大な影響を受けたそうで、映像とか見るからモロそれですが、さらに表面をほっこりマイルド&ナチュラルに磨いた感じです。
昭和メケメケでも前衛キトキトでも全然ない。

正直私の好みとは水と油な映画ですがw一点だけものすごーく気に入ってます。
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No.039『星くず兄弟の伝説』

製作年:1985年
原案:近田春夫
監督:手塚眞
脚本:手塚眞
ジャンル:サブカルノリな和製ロックミュージカル

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80年代は日本映画が不毛地帯だったと言われる。
ヤンキー映画とアイドル映画と文芸映画くずれと軽ノリトレンディ映画しかなかったじゃないかと。

言いたくなる気持ちは分かる。古き時代の黒澤とか小津とか溝口とか名作の顔をした名作は確かに少ないし。ATG系前衛映画も勢いが無い。
だけど80年代映画が大好きだ。
この頃の作品はバブルイケイケ日本でしか作れない、悪趣味すれすれの無軌道な勢いがあった。

手塚眞の長編映画デビュー作『星くず兄弟の伝説』も、おバカで軽くてださキッチュなインディ映画だ。
80年代でしか作れなかった空気感が詰まってる。監督は手塚治虫の息子で自主製作映画撮ってた25歳。プロデューサーの一瀬隆重はなんと23歳!
主人公役はインディ系ミュージシャン。原案の近田春夫からしてミュージシャンだし。
こんな素人ノリ集団が考えたおバカな企画にミュージカル映画1本撮らせる資金を提供するなんて、バブルでしかありえない冒険だ。当時は本気で金余ってたんだなーと実感します。
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