No.037『月曜日のユカ』

製作年:1964年
原作:安川実(ミッキー安川)
監督:中平康
脚本:斉藤耕一・倉本聰
ジャンル:レトロキュートだがゆるゆるな小悪魔女子映画

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とにかくキュートなガールムービーが観たーい!って衝動に駆られたときにおすすめ。
映画秘宝の日本映画ムック本『鮮烈!アナーキー日本映画史1959~1979』の表紙でもおなじみです。

日本の小悪魔女子といえば加賀まりこに尽きる。
バービーみたいにキレの良い可愛さを持ったガール女優って、日本はカワイイ文化の国なので大勢いるかと思えば意外に少なかったりするのが日本映画の難点ですが、その中でこの人の存在は貴重だなあと思う。
ファッションもレトロ可愛いだらけで満足。
ただし主人公の頭はスーパーバカだが。
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No.036『夢の島少女』

製作年:1974年
監督:佐々木昭一郎
脚本:佐々木昭一郎
ジャンル:難解映像詩系ファンタジードラマ

DVD、VHSとも未販売。
数年前にNHKアーカイヴスで観れましたが、2013年4月現在は放映終了しちゃった様子。

日本のテレビドラマは一部BS・CS放送を除いて誰もが見れる公共放送であります。
そのため老若男女誰でも、食事しながらとか別の作業しながら見てもあらすじを理解できるよう、ドラマの脚本は分かりやすく工夫されています。
「脚本が下手だからわかりづらい」ケースはあるけれど、好きな人だけが金を払って観る映画とは土俵が違いますので、「わからない奴は観るな」と突き放す難解芸術ジャンルのドラマ作品などほぼありません。

でも昭和時代のドラマは、たま~にテレビ放送されてたのが不思議なくらいシュールで難解なブツがあったりする。
NHK単発ドラマとして放送された本作品は、日本のテレビドラマ史の数々の作品の中で最も難解な作品のひとつじゃなかろうか。
食事しながら見てもあらすじは絶対わかんない。集中して見てもわかんないがw
興味があれば探してみてください。
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No.035『告白的女優論』

製作年:1971年
監督:吉田喜重
脚本:山田正弘・吉田喜重
ジャンル:特濃!芸能界バックステージ実験映画

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春になっても心躍るのは早い日の出と「春」という名前の響きだけで、仕事は山積み花粉症黄砂で体はトラブルだらけ。
春服着たくても寒いしマスク手放せないし、お部屋の窓も開けれません。
憂鬱な寒い気分に、心の潤いメケメケ成分をチャージしたい季節ですね。
そんな時におすすめなのが、メケメケ成分補給に抜群の効果を発揮する『告白的女優論』というATG映画です。

おばちゃん向け通販雑誌の書き出しみたいだがw今回はなにせテーマが「女優」だ。
浅丘ルリ子・岡田茉莉子・有馬稲子の本物の昭和大女優が「女優」役を演じる。
監督が岡田茉莉子の旦那の吉田喜重だ。しかも衣装協力が森英恵だ。
製作キャストからして濃いではないか。

でも松竹ヌーベルヴァーグ監督でATG映画だったら、女優が政治論芸術論を語ったりするんじゃね?と食わず嫌いにしてる方も多かろう。

大丈夫です!コテコテに下世話な話です!

そして少なくともこの映画を観た後は昭和女優ごっこがしたくなること100%保証する。

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No.034『帝都物語』

製作年:1988年
原作:荒俣宏
監督:実相寺昭雄
脚本:林海象
ジャンル:帝都東京を攻防するオカルトサイキック映画

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時は昭和末期。オカルト番組全盛期で、小中学生はみんなオカルト大好きだった。
いやみんなは言い過ぎだがw超能力やUFOやノストラダムスの大予言だのに感化されたガキが多数いた。そこでこいつらをターゲットに想定した角川文庫のライトノベルが発売されて大当たりした。

陰陽道や奇門遁甲なんてカッコいい専門用語と薀蓄たっぷりの用語解説が一杯書いてあって、千円以上時代をまたぐものすごい大風呂敷を広げた物語で、その割に小学生でもわかりやすい単純なあらすじで、「平安時代から現代日本にいたるまで、一子相伝の秘伝を守る超能力一族がいた!」なんて出自の超能力持ちヒーロー、ヒロインがいて、日本のどこかでスーパーサイキックバトルを繰り広げ、人知れず日本の危機を救ったりしてる伝奇ファンタジー話に、オカルト大好き厨二病なガキどもはワクワクしたもんだった。

荒俣宏『帝都物語』もそのひとつである。
話の大筋はオーソドックスなライトノベルファンタジーだったけど、なにせあの荒俣宏だから薀蓄のレベルが半端ない。
だからまさかあの薀蓄の山を実写化するなんて当時の小学生ですら思ってなかったんだが、まさかの夢の実写化!だったのである。

今この映画を観ると正直なところやっぱりバブルはお金が沢山あったんだなーとしみじみ思う。当時破格の技術と製作費とH・R・ギーガーまで投入して、ドーマンセーマンとか式神とか腹中虫とかをCG無しで映画化しちゃったんだから。
そしてあの実相寺昭雄に破格の製作費を与えられたんだからw
まぁ細かいところは色々文句はあるが思い入れも深い、記念すべきマイ・ファースト・実相寺作品であります。
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