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No.094『15歳、アルマの恋愛妄想』

製作年:2011年
原作:オーラウグ・ニルセン
監督:ヤンニッケ・シースタ・ヤコブセン
脚本:ヤンニッケ・シースタ・ヤコブセン
ジャンル:青春!エロバカコメディ

094.jpg

重い映画が続きましたので、北欧発エロバカコメディでなごんでみる。
なぜか北欧映画にマニアックに強いツタヤだけオリジナルコーナーで借りてみた。

DVDのパッケージ通りの内容です。
お年頃のハイスクール15歳処女童貞が淡い恋とセックスで悶々といたします。
話はまぁ万国共通ありきたりの「ちょっとエッチなアイドル映画」ですが、こんな映画でも見なければ知る事も無い「ミレニアム世代の今どき北欧ハイスクールライフ」が伺えて、地味に楽しいです。

★予告編



エロバカガーリームービー成分たっぷり。
自家発電シーンが熱いなw

★あらすじ(青字はネタバレあり

主人公はノルウェーののどかな田舎町で母親と2人で暮らしてる15歳金髪少女アルマ(ヘレーネ・ベルグスホルム)。
ソフィア・コッポラの映画に出そうなルックスだが、思春期なので脳内メーカーはエロだらけ。

親の目を盗んでテレホンセックスしては妄想。
近所の人気者男子アルトゥール(マティアス・ミーレン)とちょっといい雰囲気になれば、その夜は初エッチを妄想シミュレーションしてひとり自家発電やってる

心はエロエロビッチのアルマだが、現実はしがない田舎のだっさい処女中学生。
毎日学校と妄想の他にやる事といえば、同級生でおばちゃん顔の双子姉妹の
黒髪おばちゃん1号・サラ(マーリン・ビェルホブデ)
金髪おばちゃん2号・イングリッド(ベアテ・ステフリング)
とバス停で煙草吸ってビールラッパ飲みして、あんまり夢の無いシビアな将来をしゃべるのみだ。
おばちゃん姉妹のドスの効いた睨みがナイス。15歳にして場末のスナックママ並みの貫禄である。

そんなアルマの退屈な日常が、村の青少年主催のミニパーティーをきっかけに変わる。
可愛いガーリーワンピできめてウキウキのアルマはアルトゥールと2人きりになり、いい雰囲気に…

そこへアルトゥール、何を思ったか息子をモロだし
予期せぬリアルちんちん出現に驚いてしまいとっさに逃げてしまったアルマだが、やってねえのに「彼にあそこ突かれちゃった」とおばちゃん2号相手に見栄を張ってしまう。

実はアルトゥール狙いだったおばちゃん2号は「アルトゥールはそんな事しないわ!!」とアルマの告白にブチギレ、ひと悶着を起こす。
そんな時によりによってアルマは親友の乳(ちなみに爆乳)を見て2号×自分のレズ妄想に耽ってしまい、絶交される。

★ちんちん女と呼ばれて自爆の日々

女の恋の怨みは怖い。
嘘つきエロバカ女とおばちゃん2号にののしられ、翌日からアルマはクラスメートにハブられる。
しかも「ちんちんアルマ」とあだ名つけられる。
中坊らしい残酷な下ネタ直球ネーミングだなw
はみごにされてブーたれるアルマは、クラスの売人男子から大麻買って吸ってみたり、相変わらずアルトゥールとセックス妄想に耽ってみたり、ヒマすぎるから町のスーパーでバイトしたり、でもスーパーがヒマすぎて客待ちの間に店長のおっさんと一発やる妄想をしては棒金を股に挟んで悶えてみたり(おいおいw)
気を紛らわせるが状況は悪くなるばかり。

さらにテレクラから高額料金請求され、夜中はひとりエッチで大声で悶え、スーパーでポルノ雑誌を盗んで店長にバレてママにチクられ母娘で大喧嘩w
唯一味方なおばちゃん1号とバス停でヤケ飲んで荷台に詰まれたじゃがいもを投げてうさ晴らす、腐ったミカン道まっしぐらな15歳の青春www
女子にしては体当たりな自爆っぷりがナイス。

★彼氏に裏切られてプチ家出

にっちもさっちもいかないアルマは元凶のちんちん男アルトゥールに直談判。
「あたしが嘘つきじゃないとみんなに言って」と詰め寄ったら、アルトゥールは己の非をあっさり認めた。がしかし、「俺、別の町に彼女いるんで『アルマとやった』と彼女に誤解されたくない」と拒否られる。
談判失敗&失恋のダブルパンチで傷心のアルマは家出し、オスロに住んでる親戚のお姉ちゃんのアパートに身を寄せる。
話の分かるお姉ちゃんに告白してボロ泣きして、お姉ちゃん&ルームメイトの憧れ都会ライフに触れながら心癒されてゆく。

まぁ青春ガーリームービーですからオスロ家出をきっかけにママと仲直りするし、アルトゥールだって実は彼女なんかいなくて「周りに見栄はって嘘ついてました。本当はお前が好きだー」と告白するし、それなりにハッピーエンドを迎えます。

でも最後にアルトゥールが「アルマは悪くない」と周囲に謝罪する方法が面白い。
ある朝学校の入口に『私はちんちんでアルマの太股突きました』とデカい横断幕貼るってのは予想外だったw
爽やかなバカエロネタで大団円wでジ・エンド。


★感想

いやあ、こういうバカ映画が結構好きなのだ
ベタで直球で可愛くて。

青春バカエロ系のみっともない性欲の塊担当は昔は男子専任だったが、昨今は女子もやるんである。
キルスティン・ダンスト系北欧少女のアルマちゃん、自家発電シーンだらけだがばっちりこなしてます。
さすが男女均等法の世の中ですね(違うか)

話はベタだが主人公カップルのルックスや、ジャージ&リュック&カラージーンズを気を使って気を使わない風に着るファッション加減、可愛いヘタウマペイントのバス停が登場したり、ピンクがかったソフトフォーカスな画面処理など、アイテムはちゃんと押さえてました。
よくある青文字雑誌系ナチュラルカジュアル寄りガーリームービーの作りであります。
この手の映画は万国問わずソフィア・コッポラの影響力が強いんだなあと察します。

★なんだか気になる北欧ハイスクールのヤク事情

ところで海外アイドル映画にあって日本に無いのがプロムパーティーとチアガールと、お気軽ドラッグテイストである。
そりゃ日本映画だってヤク中高校生は出てくるが、気合を入れて悪に堕ちるシーンで使われる。
気合を入れるってのも言い方変だが、「コレにはまったら人生詰むぞ」的に仰々しく悪々しく描かれるのがスタンダードだ。

で、この映画のアルマちゃんは普通にクラスに居る売人男子から大麻を買って「ちょっとグレてみる」感覚でやってみる。
テレクラとか道端でじゃがいも投げるのと大麻吸うのが同列かよw
しかも売人男子だって、そりゃ変人な役どころだがそこそこクラスの端っこに馴染んでるし、おばちゃん1号に気があるナイスボーイw
アイドル主人公の親友と淡い恋を育む売人てw一応青春アイドル映画ですよw
売る子も買う子もなんかフツーなのが、日本人にはなんか気になるのでした。

★気になる女優、おばちゃん1号

妄想シーンで踊って暴走するスーパー店長(まるでノルウェーの竹中直人だ)も気になるが、
何と言っても映画でどっしりいい味出してるのがおばちゃん1号ことマーリン・ビェルホブデだ。

よく見たら若い。当たり前だが。
でもなんでこんなに含蓄ある顔立ちなのwww
酸いも甘いも噛みしめた哀愁の中年女が「15歳女子中学生」のぬいぐるみ着てるように見える。
髪は地味色の真ん中分けストレートだが、地味オタ女ってより北欧メタルバンドのドラマーみたいw
なんか孤高の迫力があります。
赤文字系で女子力高い2号wとの対照的な姉妹ファッションも面白く、とろけた表情だが母性本能くすぐる顔つきの売人男子とのコンビも味がある。

テキサスの死刑撲滅運動に関心があり、死刑囚に宛てて手紙を書くけれど、出さずにそっと自分の机に隠す仕草がいい。
人の役に立ちたい、人と交流したい、でもこんな独りよがりの手紙もらっても死刑囚さんが迷惑よね、なんて自分1人でぐるぐる考えて結局行動できない思春期の揺れる純情を滲ませてて良かったです。

(了)

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テーマ: 映画感想 | ジャンル: 映画
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