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No.097『同窓会』(後半)

No.097『同窓会』(前半)の続き(青字はネタバレあり

頭のネジが軽く10本は外れた恐怖のぶっちゃけパーティーの続き。

七月&風馬、康介&唯子が元サヤにおさまり、ひとり失恋したのは嵐だった。
暴露大会で一番体張ってがんばってたのに!恋人岬で恋愛成就の「愛の鐘」まで鳴らしたのに!
残念だなw

嵐はお仲間の新宿二丁目ボーイズコンビお兄系ボーイ・ヒロミ君(坂本昌行)とオトメ系ボーイ・ウシオ君(国分太一)相手にグチトークするだけじゃ癒されず、憂さ晴らしに売り専ホストに本格参戦。
小松方正に買われて例の新宿妖かしの館で裸に白薔薇持って芸術モデルやっていた
達ちゃんがやるとリアル薔薇族ですな。
★この恋は前世から宇宙までの縁なのよ

しかし体売っても心の空しさ募るばかりで、嵐は白薔薇片手にバイクを飛ばし、真夜中なのに風馬自宅前で名前叫んで号泣。
ご近所にバレるだろ!いや、その前にご近所迷惑だろ!

あわてて家に招き入れた風馬夫妻に「俺は康介さんの代用品だったんだ」と訴える嵐。
青少年の愛の涙に風馬のハートはグラグラ。改めて「もう康介は俺のものじゃない」と説明し、「嵐を愛してる」と告白しやがるwww
嵐も瞳ウルウルで「俺は全部風馬さんのもの」と返答。相思相愛ラブラブ復活ー
お前嫁と再構築するはずじゃなかったのかよ!

夫婦の寝室でなんでか三人川の字になり、寝物語に歌舞伎『桜姫東文章』を語り始める風馬。すると舞台は謎の時代劇ミニ芝居に早変わりw
「道ならぬ恋に落ちて心中を図った坊主とお稚児。坊主は生き残り、お稚児は姫に生まれ変わる。前世の縁から再び恋に落ちる男と(元男の)女…」
って話なんだが、このミニ芝居がまた濃いわー。水曜10時(以下略)に男と男が妖しく絡んで舞い踊るw
で、これが「僕と君、七月の物語だ」ですと。

「俺達は前世からの縁だったんだね…
一転してドリーミングな宇宙空間でキスを交わしバカップルトークを繰り広げる27歳男と18歳男。横で嫁が寝てるのにwww
隣で旦那と間男の愛が成就するのを心寂しく見届け、観音菩薩のごとき広い心で受け入れる七月だった。

★バージンなら何の滑りを良くするんだよ

奇妙過ぎるがお互い納得な夫婦(&愛人)関係で泥沼もようやく落ち着いたかと思えた矢先、康介が心臓発作で入院する。
腫瘍があると宣告されて康介はヤケクソモードに陥り、別所哲也の19歳乳べろーん彼女と浮気する。
ところが!乳べろーん彼女は何とニューハーフだったw
「お前俺を騙したな!」と激怒した康介からタコ殴りされてニューハーフはぶちぎれ、お兄系ヒロミ君率いる二丁目チーマー軍団に拉致暴行を依頼する。

男のパンツ脱がしてお股パカーンと広げさせて「バージンなら滑り良くしねーとなぁー」と唾で何かの滑りを潤滑になさるのが、あの坂本昌行リーダー。
彼もジャニーズですが!一応ジャニーズ!
ほどなく夜のしじまに康介の絶叫が響くのだった…

屈辱の仕打ちを受けた康介は陰でこっそり見てた国分太一ウシオ君に介抱され、「精液って中で下剤になるから早くトイレ行ってね」とやたら実践的で有り難いアドバイスをいただき、ボロボロになって帰宅する。
そこへ男の叫びをテレパシー受信した風馬と五月が映画『アマデウス』のテーマでおなじみモーツァルト交響曲25番をバックにご登場。だけど男に犯されパニック状態の康介から「ゲイなんか嫌いだぁぁー!」と罵倒されて泥沼劇第2章に突入。
ナイフ振り回して大騒ぎの挙句、康介が事件をゲロり、怒りに燃えた風馬が仇討ち上等でボコりに行く。

…はいいが風馬、根は体育会系で喧嘩強い割にリアルファイト慣れしてないせいかツメ甘続出。
「おいヒロミ君!決闘に来いや!」と自宅の家電から堂々電話して家族にばれる。
髪をリーゼントにキメて乗り込む気合はあるくせに、仲間呼んでチームプレーでボコる計画性は無い。
決闘場所をメモした紙をまんま家のゴミ箱に捨てる。まるで七月に発覚してくれといわんばかりにw

で、七月が決闘場所にタクシーで乗り付けると風馬はヒロミ君ではなく嵐と取っ組み合いで闘ってた。
「愛の絆も固いが、新宿二丁目の友情の絆も固い。親友をボコった奴は許せねえ」
だから嵐は問答無用でヒロミ君の助っ人に来たらしい。
おいおいw殴る前にボコった理由くらい聞いてやれよw

2人は存分に殴り合い、疲れて床に寝転がり「男女の喧嘩はドロドロになるが男同士は汚しきれない」などというスーパー独りよがりな、21世紀じゃクレーム殺到な超理論を繰り出し仲直りのラブラブエッチになだれこむ。
なんでやねんwww
そんな斜め上の理屈で闘い愛し合う姿を「真剣に闘ってる男ってステキだわよね…」と半ば匙投げつつ、うっとり見てる七月。
なんという煩悩解脱。もはやお釈迦様の域である。

★そして…共鳴する魂のエクスタシー…

さて康介の方だが、暴行の傷は癒えたが度重なる愛憎の数々に疲れた唯子にふられる。
それで「やっぱ七月とヨリ戻そっかー?」と誘うも煩悩解脱し切った彼女に断られ、病室で(そういえば腫瘍で入院してたのだ)グラビア見ながら独りエッチしようとするが、興奮すると風馬のエロい裸が頭をよぎってしまう。
「そんな、俺は女好きのはずなのにっ!」
あせる康介だが、そこへバッドタイミングで康介に惚れたオトメボーイウシオ君がいそいそとお見舞いにやって来るw
気味悪ぇと思いつつ、献身的に尽くされて心の奥では悪い気がしないのだった。

一方で愛の暴走が止まらない風馬&嵐は「俺達が愛し合うこと自体がひとつの刑罰」とかしおらしく言ってるが、風馬自宅の風呂場に2人で籠ってラブラブシャワータイム
発見した姑が「18歳児童との淫行は罪になるか」と泡食って法律書で調べる始末。
あまりの無法なバカップルぶりに七月はキレて、「けじめをつけて交際して」と説教する。

…そこか?
けじめつけりゃ…いいってか?
風馬は嫁に包み隠さず間男と真剣交際発言。嵐は晴れて安藤家公認カレシとして認められ、堂々と家に出入りして爽やかに愛を育む。

男達の純愛(…)を支えるゴッドマリア七月だが、心は菩薩でも性欲が疼いてたまんない。
しゃあなく寝室のベッドで独りエッチしてると、隣で寝てた風馬がつられてシコり始める…
同じタイミングで、嵐も風馬の写真見て…
康介まで男のエロ裸を妄想しながら、つい…

君はひとりじゃない…寂しくないよ…みんな離れた場所にいても、一緒だから…

ああ、共鳴する魂…共鳴するエクスタシー…
と昇天するみなさま。


だめだこいつらー!!


★そして伝説のウェディングドレスへ

なんかもうあらすじ書いてるだけで頭が痛くなってくる斜め上感性の人達だが、最終回で一応それぞれの恋にオチがつく。

唯子は故郷に帰って地元の男と見合いする。
シングルマザー荻野目慶子母娘は幣原先生とホノボノ3人暮らし…ではなく、なんと先生に「アッチの方も欲しい」宣言。
好々爺ちゃん松村達雄を手ごめにするか!逃げて先生!そいつは魔性の女よ!枯木から樹液1滴まで吸い取られるぞ!
と恐ろしい未来を抱かせつつラブラブになる。

手術して退院した康介がマンションに帰ると、ウシオ君が勝手に住んでてご馳走作ってたのに腹を立てご馳走破壊(なら合鍵渡すなよ)。さらに二丁目のラブホへ連行し、自分はキャバ嬢とやりながら隣でウシオ君をゲイホストに襲わせやられる様を眺めて笑う鬼畜ぶり。
さすがにキレたウシオ君は魔法瓶で康介を殴る。
親友に対する仕打ちを聞いて嵐がまたブチ切れ。「愛する風馬の親友だから黙ってりゃこの野郎!」と康介を襲撃、ナイフで刺そうとする。
でも身代わりに刺されたのはウシオ君だった…

七月は嵐の子を妊娠。
なんと二丁目の路上で立ちバックで一発やった時にデキたのだった。
こんな経緯でデキた子を産んでいいものか、と悩む七月だが丁度ドラマ的に都合良く実母が心の病から回復して母娘涙の和解。過去のトラウマから(強引だが)解放され、母の愛を感じた七月は出産を決意する。
風馬は「この子は俺・七月・嵐の3人の子だよ」と、感動風だがまたまた自分に都合よくまとめて、嵐に出産報告をしようと公園で待ち合わせてたら

kamo.jpg

ドラマ放映当時に日本中でホットな話題だった「矢ガモ」ネタ。
なんでシリアスな展開で矢ガモなんだ。
不忍池のカモを撃ったのと同じボウガンで嵐が通りすがりの犯罪者に撃たれ、風馬の腕に抱かれて息絶える。
実父の顔を見れずに生まれた運命の子は、夫妻の意向でベタに「嵐」と名付けられる。

一方刺されたウシオ君は生きていて変わらず康介に尽くしていたが、ゲイトラウマな康介から「俺は身も心も女じゃねーと抱けねーんだ!」と言われて性転換する。
俺をかばって刺された上に性まで変えちゃなあと、最後は漢・康介、覚悟を決めて、ウシオ君と♪パンパカパーン♪と挙式決行。
ジャニーズアイドル界の黒歴史、いや伝説の国分太一ウェディングドレス姿を披露する。

最後はほのぼのエピローグ。
ある日風馬夫妻が子供とベビーカーで散歩してると、嵐に瓜二つの建設作業員と出会いフォーリンラブ
鼻の下を伸ばすオヤジの横で、さらにあろうことか近くで遊んでる男の子に向かって
ひとりでにくっついていくベビーカー
あらあら親子の血は譲れないわねぇ、と七月が菩薩の心で微笑ましく眺めて
ビバ!男と男!
ビバ!新しい愛のかたち!
で締めやがるのであった。


★感想

いつもの映画あらすじ書くより2倍は疲れました。
連続ドラマは話長いわ。

まず大半の登場人物の恋愛観というか、色んな意味で根本の貞操観念がおかしい。
ゲイだからという問題じゃない。仮に嵐が女子高生だとしても、己の愛の深さを「風馬さんのザー○ン飲めます」と主張しないし、不倫なのによその家の寝室で嫁の寝てる横で「あたし達前世からの縁なんだね」とキスしないし、共鳴するオナニー祭りとか絶対しねえwww

「愛と性は男女の間だけじゃない。世間の道から外れてるかもしれないが、色んな形の愛と性があっていいじゃないか」という脚本家の主張は、ATG系脚本の「革命」だの「原始共産主義」だの「農耕とエロチシズムのユートピア」だのいうすげー極端な思想の数々に比べれば、、『まっとうな主張』の範囲内と言える。
しかし主張はともかく表現手段がまずすぎるwww

風馬は苦悩に見えつつ自分全肯定な男だし
七月は苦悩の余り買春立ちバック中出し、最後は菩薩の心で全力肯定しちゃうし
康介は男に迫られ友情から即セックスするし、レイプされて心はトラウマ体はオトコ好き、男はダメだが性転換すればそれはそれでOKな都合の良い体質になっちゃうし。
同性愛とか異性愛とか以前に「人間として彼らの心情を理解できるか?」という、ドラマツルギーで大切な部分のネジがバカになっちゃってます。

★お茶の間を薔薇色に染める身悶え演出

Wikiや井沢満氏のブログによると、脚本家が演出や役者の演技に口を挟みまくり、愛の鞭系ご指導をビシバシ入れまくったり、ノリの悪い役者の出番をハブったりしたらしい。
なかなかの狂犬、いや強権(ダジャレかよ)ぶりが忍ばれる舞台裏です。
道理で演出もエクストリームにイッちゃってます。
ザ・修羅場なぶっちゃけお食事会にはじまり「裸に白薔薇」や「タキシードの別れ」、抱きあう男と男の両端に悩み悶え苦しむ恋人の顔が映る「地獄の三幅対」など、東海テレビ昼ドラばりの珍シーンに唖然。
しかも「過激」「笑い」を狙ってる昼ドラと趣きが違う。

ドラマの名物はずばり『男セクシー』。
毎回男のフルヌードシャワーシーンがあり、男同士の絡みもばっちりサービスしてますが、役者の人選・アングル・シチュエーション、サービスの方向性が女性向け目線と完全に違う。
くどいが水曜10時の全国の国民向けに「男はこんなに美しい!」「男の肉体ははこんなにセクシー!」と高らかに謳い上げる仕様でして、観てるこっちが赤面してしまうwwwお茶の間を薔薇色に染める気かwww
しかも男女(特に女)の心の綾の描写はかなり類型的でやっつけぽいくせに、二丁目関係の豆知識と演出が細かすぎw
あとゲイバーの3Aカードの合言葉「アタック・アピール・アポイント」って何だよw
まあそんな無防備な趣味丸出しっぷりも、プライムタイムの伝説ドラマと呼ばれる由縁です。

★そういう意味では人選100点満点、山口達也

そんなめちゃくちゃな薔薇色ドラマであっても、ここで初めて魅力を発揮した逸材もいる訳で。

山口達也に「作業着で爽やかな汗かきそうな働く男の建設的エロス」の活路を見出した事は、スマップのブレイクに等しいデカい収穫でした。今や日テレの顔のひとりですからねえ。
男受けするムチムチ肉体&健康な笑顔は、お好きな方はたまらなかったのでは?
「高校生ゲイホスト」なんていかがわしさMAXでジャニーズアイドルで前代未聞の過激セリフ満載&濡れ場・脱ぎ要員役に、裸一貫でぶつかる演技も潔かった。こういうネタドラマは真正面から演じてナンボだ。

西村和彦は康介にはピュアなネコ・嵐はツンデレ、繊細なゲイなのに時々喧嘩が強い体育会系、っつう多面的な性格の演じ分けがツボりました。
斉藤由貴は役が途中から破綻してるのを苦心して解釈してる様子が伺える。お疲れー。
ぶち切れて二丁目へ出陣するシーンで、派手なお水メイクが艶やかに決まるのはさすが。「おお、魔性の女優!」と思った。
欲を言えば荻野目慶子との魔性コンビの絡みシーンをもっと見たかった。

★気になる俳優一家、高島一家のフォーマルプロ

それにつけても高島政宏のタキシード。
マーベラス。

西村和彦と並んで着てるので違いが一目瞭然。西村和彦もきちんと俳優らしく着てるんだけど、まだフォーマルに慣れてない初々しさと服が生身の体から浮いてる感が隠せないが、高島政宏は20代ではや板についたこなれぶり。
思えばパパも政伸も同じようにタキシードを着こなせるし、寿美花代やちさ子のカクテルドレスもこなれぶりは同じだ。

高島一家はどうしてフォーマルウェアを当たり前に着こなせるのだろうか。
そしてその反動かカジュアルウェア姿はどうして間抜けで胡散臭く無駄に濃いのかw
さらにそんな胡散臭さ濃さくどさ、さらにどこかゆるキャラの中の人ぽい世間離れな肌質感が、フォーマル着ると「ザ・芸能人!」なシズルキラキラゴージャス感へ化学反応起こすのか、不思議っちゃ不思議である。
古き良き昭和時代の芸能気質を受け継いでるってより、特有のルックスの過剰さが彼等を芸能人や宝塚やバイオリニストの道に導いた、とさえ思えてくるw芸能界一のフォーマルプロ、高島一家。
彼等のフォーマルの着こなし観はあからさまだが奥深い気がする。
でもさすがに気のせいかも。

(了)
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テーマ: ドラマ感想 | ジャンル: テレビ・ラジオ
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