No.109『ワイルド・パーティー』

公開年:1970年
監督:ラス・メイヤー
脚本:ロジャー・イーバート
ジャンル:おっぱい&バカてんこ盛りミュージカル

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イエ~イ、パーティー!
お正月はパーティー!パーティー!
祝い酒で酔っぱらって頭ハジけた気分で観ればとってもいい感じのバカ映画。

カルト映画マニアには説明不要と思われますが、アメリカの駄作の帝王、ラス・メイヤーが製作したくだらない事この上ないZ級映画。
70年代のハチャメチャLAロック業界を舞台に
おっぱい・変態・セックス・おっぱい・ロック・クスリ・おっぱい・サイケパーティー・デカ尻・おっぱい・SM・ついでに殺人パーティー!
という、一応体裁はミュージカル青春映画で中身はおっぱいてんこ盛り映画です。
★予告編



作品の雰囲気はよーくわかる癖にどんなあらすじなのか全くわからないw
なかなかそそる、いい予告。

★あらすじ(青字はネタバレあり

主人公のケリー(ドリー・リード)は明日のロックスターを夢見る巨乳女子大生。
男嫌いの巨乳お嬢ケイシー(シンシア・マイヤーズ)、ちょっと知性派巨乳ペット(マーシア・マクブルーム)と友達3人組でお色気ガールズバンドをやっている。
といってもツアマネ兼彼氏のハリス(デビッド・ガリアン)と地味にドサ回りライブするばかりの日々なんだが、チャンスがあればアメリカンドリームしたぁーい!野心はありあり。

そんなケリーが偶然に、大富豪の伯母スーザンの財産の1/3を相続する権利をゲットした。
やったあ!ラッキーチャンス到来!とうきうきLAへおのぼりした女子達(&彼氏)は、スーザン伯母さんのコネで謎の音楽プロデューサー『Zマン』が主宰する素敵ぃなセレブパーティーへ、夜な夜な出掛けるのでありました。

★なんか遊んだ流れでデビューしちゃってぇー

もちろんそこは虚飾の王国ハリウッドバビロン。
金キラキンの悪趣味な部屋のそこかしこでいつもだれかがハッパすってやりまくってる、わっかりやすいセックスドラッグパーティーだ。
ねーちゃんのフォーマル衣装がトップレスで不自然な巨乳が画面中でゆさゆさしてるし、
全身ボンデージでシェールみたいな格好の女が鎖持って意味なくうろうろしてる始末。
いいですねー。

で、女子3人組はパーティーの主の変態兄さんこと『Zマン』ロニーさん(ジョン・ラザー)に気に入られ、その場で契約決めてトントン拍子にメジャーデビュー。
まるで90年代の小室プロデュース最盛期に「なんかぁー合コンで知り合って遊んでたらぁー、きみ歌うまいじゃん?って感じになってぇー、流れでデビューしちゃってぇー」って軽~くデビューするB級セクシーアイドルのごとく、まぁそれなりに売れてチヤホヤされます。

★3人娘が堕ちるドロドロ愛欲劇場

夢のアメリカンドリームをつかんだケリーはツアマネ彼氏のハリスくんをあっさり捨て、Zマンの連れのぱっぱらぱーな金髪イケメン俳優と仕事もそこそこにドラッグ&セックスに耽る。
ペット(ちなみにドラム担当)は、はじめは手堅く弁護士志望の誠実な大学生を捕まえたが、うっかり行きずりで男と寝ちゃったところを大学生に見つかり、矢口真理的修羅場に突入。
1人だけセックス祭りに慣れない男嫌いのケイシー(ベース&美人担当)も、妖しい巨乳デザイナーを「お姉さま…」と慕い始める。

ところが。
ケリーに捨てられたツアマネ元彼氏ハリス君は色情狂のポルノ女優とデキていたんだが、色情狂のあふれる性欲にちんちんがついていけずw「役立たず」とボコボコに殴られ捨てられた挙句、自暴自棄になってトンデモ行動をしでかす。
ケイシーの家へ押しかけレイプして妊娠させやがり、仕事現場で飛び降り自殺未遂して半身不随になる。
半身不随はまぁ自業自得だが、とばっちり受けたケイシーは好まぬ妊娠→堕胎と踏んだり蹴ったりで、デザイナーお姉さまに巨乳プレイで慰められる。

ケイシー、唯一のまともキャラなのにカワイソー。
だが東映任侠スケバン映画のお約束「まともな優等生っ娘ほどひどい目に遭う」法則が、さらにケイシーを襲うである。

★出たー!Zマンの鬼畜大宴会

ある日ケイシー&お姉さまデザイナーがZマンのセックス&ドラッグ仮装パーティーに行ったらZマンが発情し始めて、ケリーの浮気相手のオトコ・ぱっぱらぱー金髪イケメン俳優を誘惑、ていうか強制的に関係を迫る。
しかし金髪イケメンは「俺はホモじゃねえー」と豹柄ブリーフ一丁の間抜けな姿で頑なに抵抗する。

そしたらZマンはフフフ…と妖しく微笑み、
「実は音楽プロデューサー・ロニーさんは仮の姿…
真の姿は両性具有体!名付けてスーパーウーマン
と星の王子様衣装からニセパイご開陳。

リビドーがはじけたZマンは武器持って館を大暴走。
ニセパイむき出しでぶらぶらさせながら、客や召使を手当たり次第にキル!キル!キル!

金髪イケメンはサーベルで首ぶった斬り。哀れぱっぱらぱー。
デザイナーお姉さまは口にピストル突っ込まれてディープスロート銃殺。
ケイシーは仲間の助けを呼ぶが間に合わず殺され、ケリー&ペット達はケイシーの仇討ちだー!とZマンと闘いなんとか勝利する。


で、ドロドロ殺戮劇場を繰り広げた末、ケリーは改心して半身不随のハリス君と再構築。ペットと大学生君も元サヤで普通の生活に戻る。
スーザン伯母さんまで生き別れの元彼と再会して、みんなでラブラブ結婚式ー☆と、取ってつけたようなハッピーエンドになる。

★感想

実にくっだらねーwww
頭のネジが確実に10本以上外れてるであろう、(昭和風に)いかれポンチなテイストがゴキゲンです。

巨乳ボイーン!うねうね女体盛り!だけどバカ明るくて、卑猥さエロさはそんなに感じません。
70年代サイケなパーティードレスファッションがガーリーあり、セクシーありで観てて楽しい。
ニコラス・ローグ風に映像の破片を散りばめたり、撮影や編集でもアートサイケに遊んでたりして、私のメケメケハートも大満足。
あと歌が意外と泥臭くパンチの効いたロックだ。女子3人組だからどーせシュープリームス風だろ?とタカくくってすみませんでした。本場アメリカンロックの意地を感じる、ガツンと歯ごたえあるミュージカルでした。

★気になりすぎる変態キャラ、Zマンが素敵ぃ

さてうめめちの気になる木。
いかにもプレイメイト&プレイボーイなルックスの役者陣の中で「異彩を放つ」って言葉がぴったりな、猟奇犯罪者のZマン・ロニー・スーパーウーマンさんで決まりです。
『ワイルド・パーティー』のカルトな魅力の半分は彼だ!
『ピンク・フラミンゴ』の出目金ディヴァインに匹敵するアメリカンカルトキャラは彼だ!
と断言しても構わないインパクトな容姿に釘付け

ミスター・スポックの毛ともみあげが伸びたみてーな独特のおかっぱヘアーに、よく見れば品の良い端正なイケメンだが悪魔的でうすら気持ち悪い顔、謎のセクシー光線を放ってるグラムロックな容姿、とどめにニセパイもろ出しスーパーウーマン
濃いわー。
何故か乳ぶら下げても違和感無いwところがいい。

一度見たら二度と忘れない特濃な怪演技は、メケメケ好き、特に70年代のデカダン系ラブコメ少女漫画(おおやちきとか)好きならはまります。未見ならぜひチャレンジしてみてください。

(了)
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