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No.151『犬神の悪霊』

公開年:1977年
監督:伊藤俊也
脚本:伊藤俊也
ジャンル:結局怖いのは悪霊?ウラン?ブードゥーな村人?とんでもオカルト映画

151.jpg


大阪では夏休みが終わればハロウィンが始まる。
USJのハロウィンホラーナイトが始まるからである。
気温30℃超えようがハッピーハロウィン。ゾンビの中の人も大変ね。
という訳でいつもの「世の中のイベントに微妙に便乗してみる企画」。ジャパニーズホラーナイト映画を楽しく観る。

『犬神の悪霊』は70年代に流行った、『エクソシスト』『犬神家の一族』『八つ墓村』系オカルト映画ブームにあやかって作られた映画であります。いかにもその手の映画っぽい、前にどこかで観たようなオカルトシチュエーションが一杯出てきます。
しかし他の映画と違って怖くない。
スプラッター嫌いでホラー映画を観た夜はトイレに行けない怖がりの私が断言する。
ちっとも怖くない。
正直前回の新藤兼人作品の方がはるかに怖いw

何が怖くないかというと、話が中途半端にネタを盛り込み過ぎてボケボケなのもさることながら、キメのオカルトシーンに何故か「はぁ?」とツッコミ必至なおまぬけポイントが仕込まれてるからだwオカルト映画のフォーマット通りに撮ってるはずなんだが、何かがいちいち余分におかしいw
失笑しちゃって怖がる暇も無いw
一度観たら悪い意味で印象深い名シーンが目白押しw
『幻の湖』や『悲愁物語』と並ぶ、昭和日本映画界が誇るとんでもバカ映画です。超おすすめ。

★予告編



「なんだか日本初の凄いホラー映画」な煽り文句の割には、へっぽこの香りがすでに匂いはじめてる予告編。
踏み絵にどうぞ。

★あらすじ(青字はネタバレあり

和太鼓の音とホウッ!ホウッ!とお囃子スキャットが威勢よく響くテーマ曲に乗って映画は始まる。

のどかなド田舎村にジープに乗ってやって来た、東亜開発の社員、加納(大和田信也)・西岡(小野進也)・安井(畑中猛重)のリーマン3人組。彼等は「宝探し」と呼ぶ新規プロジェクトの現地調査で村を訪れたのだ。
ジープにはあからさまにガイガーカウンターが取り付けてあり、村に入った途端に針がガンガン揺れ始める。それ見ておー!すげー!と騒ぐ3人組。昭和映画らしい雑な設定の反原発描写である。

村道に入るとまずは顔に葉っぱつけた小学生が可愛くお出迎え。
さらにふと川のせせらぎを見ると、村娘が全裸で川遊びしてるではないですか
裸をもっと見ようと加納は木によじ登るが、誤って川へ転落。それを見つけてうふふと笑う娘2人。
なんだ、いい村じゃねーか

って感じで遊んだのも束の間、運転手の西岡がハンドル操作を誤って、道端のボロいほこらに突っ込んでしまう。
しかも前に立ちはだかった犬のタローもついでに轢き殺してしまった。
「ま、轢いたの犬だしほこらもボロいし」とそのまま逃げる3人組。飼い主の少年(加藤淳也)がタローの亡骸を抱いて恨めしそうに見てるのが気になるが。

★倒れないケーキ!絶叫編み物!

で、半年後。
なんと加納は、全裸村娘の片割れ・麗子(泉じゅん。時々綾瀬はるかにちょい似)とデキて結婚式挙げてた。
手ぇ早っ!
麗子は村長で大地主の剣持夫妻(鈴木瑞穂・小山明子)の愛娘。昭和の田舎らしくお式は家で行い、村人一同に歓迎される。
しかし犬殺された少年が加納にパチンコ玉飛ばしたのがきっかけで、少年の両親(室田日出男・岸田今日子)、姉・かおり(山内恵美子)は結婚式の出席を断られる。
ちなみにさおりは麗子の全裸友達wなんだが、しかしド田舎といえ地主の娘がマッパで川遊びねえ。ヌーディスト村なんだろうか。

その後披露宴は東京で行われ、東亜開発社員一同も出席する。新規プロジェクト(ウラン鉱発掘)を進めるには地主の同意が必要って事で、「でかした加納!」と社員は大喜び。
しかし式の最中にオカルトシーン発生。
ジープで犬殺した西岡が祝辞を述べる途中で急に発狂し、見えない何かとエア格闘を始める。
それは激しく暴れて招待客がキャーッ!となるんだが、何故かウェディングケーキの真横で暴れても絶妙にケーキを避けるエア格闘w倒れそうで倒れないケーキw
まぁ(ケーキは無事なまま)なんとか場を収めたものの、西岡は数日後に飛び降り自殺してしまう。
しかも残る安井も立ちション中にシェパードの大群に襲われて死亡する。

それでもラブラブ新婚生活を満喫しようとする加納だが、夜な夜な悪夢にうなされるようになる。
心当たりがある麗子は加納から犬轢き殺し事件の話を聞き、「それは村に伝わる『犬神様のたたり』」だと断定する。実は少年一家は先祖代々犬憑きの家系なんだそうだ。
そこへ絶妙なタイミングでさおりから「私もお嫁に行くわ☆」なんて手紙が来たもんだから、「この犬憑きがああ!」と麗子は激怒。夫の首に魔除けペンダントを掛けて「犬神ぃ!憑くなら私に憑けばいい!」と宣言し、親友の手紙をキリでグッサグサにどつき穴ボコにする。怖ええw

するとたちまち麗子が異常行動を起こす。
唐突に「赤ちゃんができたの」と言うと暗い部屋でローソクオルゴールを灯して犬マフラー(妙にキモ可愛い)を編み、「できたわーあっはははははは!!」と絶叫w
剣持夫妻は「犬神が憑いた」と言うが加納は信じず、「医学の力で治してみせる」と精神病院に入院させる。
だが麗子は日に日に弱るばかり。

★おにぎりプレイに悶え生霊ベロチューをかます麗子!

医者に匙を投げられて実家に帰らされた麗子。するといきなり美少女の妹・磨子ちゃん(長谷川真砂美)が現れ、「お姉ちゃんを土蔵に閉じ込めるのはイヤ!」と訴える。
ど、土蔵に閉じ込めるですか…。子供の頃にバカなイタズラしたら親から「悪い子は土蔵に閉じ込めるぞ」と脅されたもんですが、なつかしい響きですね。

そこで村の祈祷師(三重街恒二)とイタコ(白石加代子!!)コンビが呼ばれて、村人達(アングラ前衛劇団の皆様)と一緒にブードゥーばりにおどろおどろしい除霊の儀式を行うんだが、イタコに憑いた犬神様は「赤飯をくれるなら出てってもいい」と言う。
村人たちは言われた通りに大量の赤飯おにぎりを用意して、手に手におにぎりを持ち麗子の体にかざす。すると激しく興奮する麗子w
おにぎりにまさぐられて着物をはだけ乳丸出しでおにぎりに悶える麗子w
何と言う恥辱おにぎりプレイw
最後は村人が少年一家の家に「これでもくらえー!」とおにぎりを投げつけて除霊完了。
こらー飯は大事にしろー!米粒には7人の神様がいるんだぞー!

やれやれと剣持一家と加納が慰労会をやってた夜中、除霊したはずの麗子の体になんと元親友かおりの生霊が憑く。
しかも生霊かおりは「実はあなたが好きだったの」と加納にベロチューかますわ障子突き破るわ、純朴な村娘と思えぬドロドロ泥沼な本能全開w
驚いた加納と村人は生霊を祓うが、除霊方法が「棒で麗子の体をどつき倒す」暴力仕様だったので麗子が死んでしまう。
悲しみの加納は裏山をさまよい、村道に新しいほこらが建ってるのを見て「こいつのせいで!」と木の枝で叩いてぶっ壊す。
おいおい、まだ祟りを呼びたいかw
ていうかお前らバカ社員がジープでほこら壊したのが原因じゃねーのか。逆恨みもいいとこだ。

そこへ少年と磨子が現れて、加納は追っかけるままに少年の家へ行き、少年一家&二代目わんこタローくんとご対面。
「犬神とは何なんだ?どうして罪も無い麗子を苦しめたんだ」
加納が訴えても室田日出男パパは答えを渋り、「かおりも犬神騒ぎで離縁されて出戻りなんじゃ」とか「裏山の光る石を採ってはならん」と話すのみ。磨子すら犬神憑き一家を「悪い人じゃないの」とかばい、「光る石は採っちゃだめ。だって原子爆弾の元になるんでしょ?」といかにも反原発らしい解説をしてくれる。

★この村は犬神いなくても問題ありすぎるのでは?

その頃東亜開発は剣持パパの許可も取れて、意気揚々とウラン鉱発掘工事を進めるが、工事中に掘削ドリルが暴走して作業員を串刺しにするなどオカルト事件が多発する。
そこで施工業者は別の掘削法に変更するんだが、それがとんでもねえ方法だった。
なんと地下杭に漏水防止もせず硫酸をドぼドボ流し込んじゃった。
えー!そんなことしたら地下水が汚染されるって小学生でも分かるだろー!なスーパー杜撰な工事のおかげで、村の川では死んだ魚が大量にプカプカ浮かぶようになる。

さて時は過ぎ夏祭りの日、かおりが川の傍を歩いてると、お祭りハッピ着てひょっとこの面を被った村の暴走族に襲われる(しかし女を襲うのになんでひょっとこの面をつけるかなw)
とっさにかおりは川に飛び込み泳いで逃げたところを加納に助けられるんだが、それを見たひょっとこ暴走族は「村長の娘婿が犬神一家の生霊女にとり憑かれた」と剣持パパにチクって大騒ぎ。
村人一同(なんとメンバーに小林稔侍がいる!)は「犬神封じ」と称して一家を夜討ち。
たいまつ焚いて藁人形持って踊り狂い、一家の家屋にバンバン肥やしをぶちまける。
しかし全裸といいおにぎりプレイといい、この村の人々って犬神がいなくても元々問題ありすぎるのでは…と疑わざるを得ないw

そんな狂える村人から加納は一家を守ろうとヒーローぶるが、騒ぎのどさくさに紛れてかおりとキスしてるw
次の瞬間に我に返って「やっぱり俺には麗子が!」とかおりを引き離し、裏山へ逃げて「麗子ー!」としおらしく叫ぶんだが、麗子と出会って即結婚エピソードといい、まぁちゃっかりしてますねーとしかw

さて硫酸ドボドボ工事による汚染は魚にとどまらず人間にも広まり、村のじいさんばあさんが井戸水飲んでバタバタ中毒死する。
井戸水で即死ってえらいこっちゃレベルの公害なんだが、村人は汚染問題をお役所やマスコミに告発…する訳なんか全然無く、「あの犬神憑きの一家が毒をばらまいたんじゃ!」と短絡的に決めつける。
加納は上司に採掘中止を申し出るが「犬神憑きのせいにできれば、うちの事情は隠しておけて好都合」と却下され、プロジェクトは続行される。

★涙のゴーゴーダンスと犬の首

その頃加納にふられたかおりは家に籠り、涙のゴーゴーダンスを踊っていた。
まぁ親友の旦那横取りなんて不埒な考えだったとはいえ、失恋は哀しかろう。生霊飛ばしてベロチューするくらい好きだったしw
だけど何故にゴーゴーダンスなんだw
ゴーゴーって夜中に自宅で1人で踊るもんかよwしかもなかなか激しい踊り狂いっぷりで、これは村人に憑かれてると言われてもしゃーないw
すると凶器や藁人形持ったひょっとこ暴走族が現れて一家は襲撃される。
室田日出男パパと二代目タローくんはかろうじて生き残ったが、残りの家族は惨殺されてしまった。

村人の理不尽ないじめに激怒した室田日出男パパは、遂に一家秘伝の犬神の儀式を行う。
その儀式っつうのが何と、裏山に穴掘って二代目タローくんを首だけ出して生き埋めにする!
そして鼻のちょっと先に生肉を置く。
なんとか肉を食べようと悶えまくり吠えまくるタローくん。
昭和映画ですからもちろんノーCG。リアルわんこを埋めて撮影してます。虐待だろマジで!
すると頃合いを見計らった室田日出男パパが「犬神よ、わしに憑けぇ!」とおもむろに日本刀を抜き、

タローくんの首をスッパーンと!!

哀れタローくん。一番罪も無いのに…
刎ねられた犬の首(さすがにハリボテだ)は宙を飛び、室田日出男パパの首を噛みちぎる!
で、呪いの儀式完了。
しかしこの風景を物陰から磨子ちゃんが見てしまってて(しかしこの子はお嬢様なのになんで夜中に山をふらふら出歩くかね)、磨子ちゃんは犬神様に憑かれてしまい、眼がキラーンと光る訳です。

★土蔵で隠しキャラ発見!犬神様の復讐祭りが始まる

犬神様の呪いは絶大で、ウラン採掘現場で落盤事故が起きて施設は爆発、東亜開発はプロジェクト中止に追い込まれる。
一方で加納は日本刀振り回してひょっとこ暴走族のメンバーを捕まえ、「村の警察は信用できねえ」と駐在さん(三谷昇)もろとも剣持家へ突き出すが、剣持パパは事態をうやむやにさせたがる。
そして小山明子ママと「土蔵に匿わせてください」「ダメよ土蔵は絶対入っちゃダメ」と不自然に押し問答。唐突に土蔵がクローズアップされるw
実は前半での磨子ちゃんのセリフは伏線で、加納がムリヤリ土蔵をこじ開けると、なんとそこにはどう見ても本家『犬神家』スケキヨさんのパクリな白塗りキチ青年(伊藤高)が閉じ込められていた!
えー、話もまとめに入った時に今更新キャラ投入かよー。

長年の土蔵生活で青年は凶暴化しており、登場して即パパママを刀で殺害。
ついでに自分もさっくり死亡。早っ!
そんで剣持パパが腹を刺された瀕死状態で、「白塗り青年は剣持パパと死んだ先妻の長男・真一」「犬神に憑かれたので土蔵に閉じ込めた」と顛末をベラベラしゃべり、加納に「磨子を守ってくれ」と力一杯頼んでガクッと死ぬw昭和ドラマの様式美ですね。

ところが加納が守るどころか飲んだくれて寝てしまい、その隙に犬神様パワーが覚醒。
磨子ちゃんは鬼メイクで声が白石加代子に乗っ取られたラスボス「魔子様」に変身し、ひょっとこ暴走族達をさっくり殺害して、復讐祭りを繰り広げる。
加納はなんとか復讐祭りを止めて磨子ちゃんを白石加代子化から救おうとするが、逆に体を縛られ二人羽織攻撃で攻められる。
しかし復讐オカルト祭りの最中にとんでもない事言ってないか加納。

「俺の可愛い磨子ー!」って何だよw
お前は父でも実兄でもなくただの義理の兄やんかwどさくさに紛れてロリコン宣言かw

そんな加納の心も叫びwも効かず、魔子様はバトル中最終形態に変身する。
なんと美少女の脚だけすね毛ボーボーのおっさん仕様に変身www
これは何とも残念な進化w
加納はすね毛ボーボー脚の首絞め攻撃、突然生き返った白塗り青年とタッグ攻撃、鎖で首絞め攻撃の波状アタックを受けて苦戦するが、何とか鎖を奪って魔子様の首を絞め返し、悪霊犬神様のお祓いに成功する。

★そして戦慄のラストシーンへ…!

ところが除霊したはずの磨子ちゃんは首絞めが原因で死亡する。
驚いて「磨子ぉ!」ってさ、12歳の子供の首を鎖で絞めたら死んで当たり前だろ!
絶望する加納は突然首に掛けてた魔除けペンダントの存在を思い出し(遅っ!)、磨子ちゃんの首に掛けて生き返らせると、自分が代わりに井戸に身を投げて死亡する。

さてラスト。
トンチキ場面はこれまでで充分お腹一杯なんだが、「真正キチ映画はラストもキチ」の法則通り、スーパートンチキな伝説のラストシーンが待っていた。

そこらへんの野原で野焼きをやっている。
なんと加納の死体が野焼きで焼かれてるw
仮にも村長の娘婿だった人を野焼きかよ!村に火葬場は無いのかよ!と言いたくなるワイルドなDIY葬儀法だが、野焼きの炎が突然白く光る。

すると光の中で加納が生き返る!
顔が焼けて半分溶けたゾンビ状態で!
ゾンビ加納は炎に包まれ、何かに向けて高らかに笑うのでした。
完。

何のオチもつかず「完」w
ブッタギリ過ぎて何の意味があるか皆目判らないが続編作る気だけはありありとわかる「完」w
何やねんこれwww


★感想

あー面白かったw
あんまりな無茶ぶりで夏バテもどこかいったよ。ハッピーハロウィーンw

面白いんだが冷静に評価するとダメ映画である。
理由は冒頭で書いたそのまんまである。ネタは振りまいてそれなりに回収するものの、何もかも中途半端。
物事を説明するには「起承転結」のセオリーがある訳だが、この映画には「承」が無い。時々「転」も無いwだから「何をいきなり」「突然何だかな」展開がやったら多い。
いやラストは「結」すらまともに無いかwひでえw

鈴木清順みたく突き抜けた映像美でもあれば、話がアレでも映像に目くらましされて「独特の清順ワールド」とか評価されるんだが、哀しい事に映像はまともだが平凡だ。同じ伊藤俊也監督の『女囚さそり』シリーズの映像が好きだったから期待したけど、そこは残念。だから話のダメ加減がそのままストレートに伝わってしまった。
ですがダメな子なのは分かってるけど、それが面白いんだからしょうがない。
なんか問題児の母になった気にもさせられる映画でありますw

★怪女優が出て見せ場が怪演技じゃないって前代未聞

さて、面白い理由もあらすじで書き切った気がするw
あとはちょこっと気になる木を追加する。

この映画で一番「ダメだがかえって面白いかも」な要素は、「小山明子・岸田今日子・白石加代子を揃えながら怪演技の見させない女優殺しな演出」でしょう。
だって凄いメンツじゃないですか!演技力も前衛映画出演経験も歴戦の強者で、どれか1人だけでも十分破壊力あるシーンが造れるのに、白石加代子のイタコはおにぎりプレイで半端に終わり、小山明子と岸田今日子がセリフも少なく置き物扱いなんて!
ああもったいない!
何のつもりで起用したんだろう。信じられない。ほんと前代未聞だ。

でも逆に言えば「小山明子・岸田今日子・白石加代子の力を封印しても面妖が描ける」恐ろしいポテンシャルを備えてる、とも読み取れるw
大半は単にB級映画らしい「稚拙ゆえのおマヌケが笑える」シーンなんだが、おにぎりプレイとか、美少女・白石・すね毛おっさんの合体とか、いきなり俺の磨子とか謎ゾンビとか、「えええ!一体どういう発想してるんだ?」と驚く面妖奇天烈なパワーがあるから、たまらない魅力を感じるんでしょうね。

脚本も書いた伊藤俊也監督は東京大学出身だそうですが、『女囚さそり』シリーズもそうですが東大の頭脳から何でこんなもんがひねり出てきたのか激しく疑問な、突き抜けた狂えるバカパワーに圧倒される時があります。
しかも全部が全部狂えるバカじゃなくて、凡庸な所は凡庸でしかないからさらに謎wよくわからない人だw
もし「東大出身映画監督で東大出身俳優主演のオムニバス映画」なんて企画があったら、伊藤監督には天本英世系の怪人メンツではなく、菊川怜を担当していただきたい。予想を突き抜けた菊川怜が見れるかも、と思うと胸熱。ちなみに天本英世は吉田喜重監督で観たかった。どうでもいいオチですみません。

(了)
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テーマ: 映画感想 | ジャンル: 映画
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