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No.038『HOUSE』

製作年:1977年
監督:大林宣彦
脚本:桂千穂
ジャンル:美少女アイドルホラー映画

038.jpg

アイドル映画だーいすき!
B級ホラー映画だーいすき!
やりたい放題の実験映画だーいすき!
なのにまだ『HOUSE』を見てないキミは今すぐレンタルビデオ屋へレッツゴー!

大林宣彦作品の割にマイナーな映画だけど、『転校生』や『時をかける少女』みたいな「いかにも大林宣彦」な抒情的青春映画に
ピンと来ない人の方が楽しめるかもしれません。
ホラーもアイドルもメケメケもまとめて楽しめてポップでキュートで美少女ヌードもばっちり見れる!
ひと粒で3度おいしいよくばり映画なのだ☆

と、昭和80年代アイドル映画ぽくポップでキュート☆に書いてみた。
うーん映画に比べていまいち抜けが足りんような。
★予告編



踏み絵にどうぞ。
しかしCM界の魔術師ってキャプションのセンスはいかがなものかw

★あらすじ(青字はネタバレあり

お嬢様女子高生の「オシャレ」(池上季実子)は幼い頃にママを亡くしてから音楽家のパパ(笹沢志保)と暮らしていたが、夏休み直前にパパがいきなり再婚宣言。
相手は美人ジュエリーデザイナー(鰐淵晴子)。
多感な年頃のオシャレは猛反発。いつも夏休みは軽井沢の別荘で過ごしてたけど、ママハハとなんか一緒に行かない!とすねちゃった。

一方オシャレの友達6人組は、所属する演劇部の合宿先が宿泊キャンセルになってどうしよう状態。
そこでオシャレはピン!とひらめいた。亡きママの姉の「おばちゃま」(南田洋子)の家にみんなで泊まってはどうかしら?
長い間会ってなかったんでよくわからないけど、確か山奥の広ーいお屋敷にひとりで住んでるはず。
ママハハ避け・合宿・年寄り孝行の一石三鳥!なんていいアイデア!

オシャレの提案にみんなも顧問の東郷先生(尾崎紀世彦)も大賛成!
ってことで8人でレッツゴー!となったんだが、出発当日に先生は階段で足を踏みはずし尻にバケツがはまるおバカ事故で遅れて出発。女子高生だけで先にお屋敷へ向かうことになった。

おばちゃまの家は白亜の洋館&数寄屋造りのゴージャスだけど昔懐かしい味わいのお屋敷だが、恐怖のホコリまみれの館だった。
おばちゃまは車椅子生活で掃除が出来ないかららしい。
それじゃあお年寄り孝行しましょうか!と10代女子らしくワーワーキャーキャー言いながらお屋敷を歩き回ってキレイにするオシャレたちを、おばちゃまは微笑んで眺めていた。
されどこのお屋敷、実はホコリどころじゃない恐怖の館だったのである。

★女子高生がキッチュでキュートに殺される

って訳でアイドルホラー映画のセオリー通り、女子高生が何者かに1人また1人と殺されます。

明るい食いしん坊女子「マック」(佐藤美恵子)
ガーリー趣味の家庭的女子「スウィート」(宮子昌代)
音楽好きの天然女子「メロディ」(田中エリ子)
空手名人の体育会系女子「クンフー」(神保美喜)
優等生のメガネ女子「ガリ」(松原愛)
夢見がちなドジっこ女子「ファンタ」(大場久美子)

ちなみに上から順に殺されますが、キャラ付けも殺され順も王道アイドル映画スタイル。
殺され方もケレン味たっぷりで楽しい。

マックはスイカを井戸で冷やしてて井戸に襲われ、スウィートは納屋で羽毛布団に襲われ、メロディはグランドピアノに食われる。
井戸からスイカ取り出したら生首だった!
ピアノの鍵盤に食われて手足ぶったぎり!
女子高生の血まみれカラクリ時計!
こんな調子で仲良し8人組はキッチュでキュートにザックザックと殺される。
で、キッチュな殺人犯の正体はこの人だった。

house3.jpg

おばちゃま、口から目玉はみ出しちゃってますよ。

実は「おばちゃま」はすでにあの世の人だった。
おばちゃまは戦争で出征した婚約者(三浦友和)がいつか帰ってきてくれると結婚せずにずーーーっと一生待ち続けて死んでしまったが、彼女の想いは白亜のお屋敷にとり憑いた。
オシャレたちが出会った「おばちゃま」の正体は、未婚娘の恋の怨念籠るお屋敷そのものだったのだ!

メロディがピアノに食われるのを目撃しちゃったクンフー・ガリ・メロディの生き残り3人組は、ここが化物屋敷だと気づき逃げようとするが、未婚娘の生血でリバイタルしたおばちゃま屋敷のオカルトパワーで閉じ込められてしまった。

★ホラーハウスvsアイドルのメケメケ死闘

ホラー映画のクライマックスはやっぱこれですね。
女子高生3人組を全力で襲う化物屋敷ショー。
想像以上にすごかった。
サイケな闇鍋映像がこれでもか!これでもか!と女子高生に襲いかかる。

クンフーはタンクトップ&短パンで果敢に戦うが、奮闘空しく電灯に食われる。
ガリは血の海洪水に突き落とされる。
しかしこれまでただの優等生キャラだったガリが、最後の最後で一発魅せてくれる!
松原愛・根性の全裸水泳で溺死。
血の海に漂うすらりとした若いヌード。すばらしい。

一方、主人公のオシャレはどこで何してんねん?となるが、別の意味で悲惨な目に遭っていた。
掃除中におばちゃまの部屋をこっそり覗いたら、そこは白無垢が掛けてある素敵な花嫁部屋。
キャーすてき!可愛い!と瞳キラキラしたも束の間、おばちゃま屋敷に体を乗っ取られてしまった。
若い肉体をゲットしたおばちゃまは白無垢を纏い、血の海でひとり生き残るメロディの所へ行き乳房丸出しで抱き寄せるのだった…

ラストは一夜の惨劇から数日後。

美人のママハハがお屋敷を訪ねると、何事も無かったように静かな館にオシャレが1人。
和服を着てにこやかに出迎えた継娘の姿に「オシャレちゃん、私を受け入れてくれるのね♪」とママハハが感激しようとしたその時!
ママハハは一瞬で燃えちゃった!

こうしておばちゃまの恋の怨念によって、未婚娘は全員お屋敷に食べられました。でエンド。


★感想

あらすじはアイドル映画としてまぁ普通。
でも実際に映画観たらまぁーめちゃくちゃ。甘々毒映像パワーがあふれてます。

アメリカンコメディとオトメチック少女漫画と昭和のアングラ映画を大鍋でグツグツ煮て、ついでにアニメもコマ撮りもSFXも小説・ドラマ・映画のパロディネタもみーんな入れちゃえ!と次々ぶちこまれる。
まるで映像の闇鍋です。

『下妻物語』を10倍過激バージョンにした感じ、と言えばわかりやすいでしょうか。

映像の凝りっぷりやりすぎっぷりも最高だが、大林宣彦作品といえば若手女優の脱ぎっぷりでしょう。
松原愛の全裸水泳はもちろん、神保美喜のブルマーカンフーも忘れがたい。

そして金字塔の18歳・池上季実子乳出しヌード!!目にまぶしいっ!

歌舞伎一族の出身でノートルダム女学院出身。当時は『ガラスの仮面』の姫川亜弓みたいな生粋のお嬢様青春スターだったらしい。白無垢やラストの和服は美形でみとれたわ。
それを入浴シーンで脱がせちゃいますか。白無垢はだけて乳首出させちゃいますか。
うーんさすが大林監督。いいヌードだった。
ちなみに脱がないメンバーもさりげにパンチラ、胸元チラ入れてます。

またポップなメケメケ映像に負けず劣らず、アイドルファッションもメケメケキュート。純白パンタロンとかフリルマキシスカートとかザ・70年代アイドル!って感じて楽しい。
鰐淵晴子のシフォンスカーフが長くたなびくドレスが夢見るようにきれいだったし、先生役でチョイ役出演の壇ふみのジャイアンツ野球キャップの斜めかぶり具合がいかにも70年代。野球狂の詩かよ。

あと前衛アイドル映画のお楽しみといえば、色んな有名人のカメオ出演。
今回笑ったのが小林亜星のすいか売り。裸の大将コスプレだがあまりに似合いすぎる。
要チェックです。

(了)
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