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No.064『戦国自衛隊』

製作年:1973年
原作:半村良
監督:斎藤光正
脚本:鎌田敏夫
ジャンル:男と男のタイムスリップアクション映画

064.jpg

気が付けばエロに流れてしまうわがブログ。
ファイト一発ぅ!系の男と男の友情とバトルでたまには爽やかな汗を流したい。
昭和マニアはみんなご存じの大人気映画で、男気をたっぷり味わおう。

角川映画らしく豪快でわかりやすい筋立てで、少々大味だけど千葉ちゃんパワーで押し切る昭和メジャー映画らしい映画です。
千葉真一&JAC大活躍のアクション満載で男心がくすぐられ、自衛隊vs戦国武将バトルで右寄り心もくすぐられ、ついでに白フンドシマニアも大満足w

ちなみに英題は『G.I.Samurai』。
かっこいいー!
★予告編



硝煙と男の汗が匂い血沸き肉躍る予告。
何者にも先駆けて「製作・角川春樹」とテロップが出るところが、あぁ角川映画。

★あらすじ(青字はネタバレあり

はじまりは現代の日本海沿岸の多分新潟あたり。
陸上・海上自衛隊が合同演習中、伊庭義明三尉(千葉真一)率いる1個小隊が、戦車やヘリコプターや装備一式ごとタイムスリップ。
気が付けば手元の時計が止まり、馬が暴走し太陽が燃え大波にのまれるアングラ仕様でドリーミーなワープゾーンをくぐりぬけた先は…
バリバリ戦国時代だった。

歴史の迷い子になった彼等の元へ、自衛隊師団ならぬ騎馬武者が迎えにやって来た。
武者の名前は長尾景虎(夏八木勲)。つまり上杉謙信だ。
現代サムライと戦国侍、運命の出会いである。

しかし景虎ったらやたら千葉ちゃんにフレンドリーで、出会った時から男と男の魂が意気投合。
自衛隊が的に襲われたら即絶妙アシストで応戦するし、2人きりで海だの山だのでキャッキャアハハしてるし、なんでここまで?な友情ぶり。
さては惚れましたな。

★千葉ちゃんのトンデモ野望に自衛隊仲間割れ

天下取りを目指す景虎に触発された千葉ちゃんは、「俺達が景虎と戦い天下を取れば歴史がひっくり返る。ショックで再びタイムスリップが発生し、現代へ帰れる」なる超理論な持論を述べ始める。
な、なんで?どういう理屈で?
「歴史に干渉すれば報いが来るぞ」とまともな論理で江藤潤隊員が諌めるが、リーダー全く聞いちゃいねえ。

こんな千葉ちゃんの予想はるか斜め上な志に、当然ついてけない部下が続出する。
にしきのあきら隊員は現代に残したラブラブ彼女に会いたくて、逃げまくった末に地侍に襲撃され死亡。
人の良い非モテ鈴木ヒロミツ隊員も一緒に逃げて死亡。
昔千葉ちゃんと揉めて因縁を持つ渡瀬恒彦隊員は、戦国時代で敵討ちじゃあ!と船を奪いクーデター。村人を撃ち女を犯し焼き討ちと非道を尽くすが、ヒーロー千葉ちゃんに成敗されてさっくり死亡。
かまやつひろし隊員は村人女性と恋に落ち、なんとグラサン姿で村人化して戦列アウト。

前半でこんなに脱落者が出て自衛隊大丈夫?
だけど千葉ちゃんは独りますます意気軒昂で、「これからは俺の本心のままに生きる!」と宣言かます。
あなたが本心でなく生きたことなんかあったっけ?
のツッコミをよそに景虎は北から浅井・朝倉氏を討ち、千葉ちゃんは南から武田信玄を撃破し、天下を制覇して京で会おう!と男の約束をした。

★少数精鋭自衛隊vs人海わらわら武田軍の死闘

という事で信玄討伐に乗り出した千葉ちゃんは、この映画自慢のメインシーン、川中島で武田騎馬隊とメインバトル。
序盤は近代兵器の威力で自衛隊圧勝と思われたが、武田軍は戦巧者の経験と人海戦術で巻き返し泥沼化。
騎馬兵から歩兵から子供兵まで総動員して倒しても倒してもわらわら出てきます武田軍。
若武者の武田勝頼(もちろん真田広之)は飛行中のヘリの足にしがみついて乗り移り、運転士を華麗に暗殺するし、高校生の薬師丸ひろ子まで槍持って参戦だ。

迫力あるしオールスターキャスト総動員で面白いが、30分も延々戦争やってりゃちょっと飽きるわw
最後はやはり千葉ちゃんが、刀&ピストルに二刀流で武田信玄(田中浩)を一騎打ちで倒してやっと勝利する。

総力戦の死闘に勝つには勝ったが、戦車もヘリも全部失いボロボロ自衛隊。
隊員は「元いた拠点へ戻っておとなしくしてタイムスリップを待とうよ~」とお願いするが、戦の味を覚えた千葉ちゃんの脳内は戦国無双状態。俺は現代など帰らん!戦国に生きる!と言い出す。
でも今は武器も足りないし、廃寺へ潜伏する事にした。

さて先に京へ着いた景虎だが、足利義昭(鈴木瑞穂)から「正体もわからん男に天下など取らせるか!そんな怪しいのと組んでるお前も朝敵じゃ!」と責められて涙の寝返り。
ならば、せめて俺が千葉ちゃんをこの手でっ!
と男の苦悩と哀愁をにじませて廃寺へ姿を現す。

ラストは男と男、涙の一騎打ちか…
と思わせて、まさかの騎兵隊掃射でさっくり始末。
確実に殺す為には男のロマンなど要りませんでした。

かくして千葉ちゃん率いる自衛隊は戦国で死亡し、歴史パラドックスは発生しませんでした。でジ・エンド。


★感想

自衛隊の装備も性能もまるで知識無いですが、武器装備マニアはたまらないと思われます。
しかしよく製作協力出したよな自衛隊。
この内容で「凄いわ自衛隊!カッコイイ!」と一般人にはとても思えません。

指揮官は能力は高いが脳内ドリーミー体質なら、部下は速攻裏切るし逃亡するし。
川中島の合戦だって戦略はすぐ崩壊するし、戦車も最初は派手だが小回り効かずブッ壊れるし、修羅場に入れば訓練を積んだ自衛隊員たちが恐怖でびびって自滅するし、あんまりいい所ありません。
しかもどんだけ連射しまくっても魔法の弾丸がどこからか沸いてきて装填されてるミラクルだしw

で、シメは昔ながらの大将一騎打ちで決着て。
近代戦術はどこ行ったんだ。

って感じで「自衛隊がカッコイイ戦争映画」としては落第ですが、倒してもゾンビのごとく次々投入される武田軍に自衛隊員が追い詰められる様を眺め続けるのは、悲惨系戦争映画好きにはグッとくる。ダレるけど。

役者陣も、角川映画らしい邪道で華やかな配役が良かった。
昭和のオールスター大作映画としては、東映系に比べて大御所俳優投入度は下がりますが、アイドルもミュージシャンも何でもあり!な姿勢は、こういうトンデモタイムスリップ映画に似合ってて好きだ。
草刈正雄も宇崎竜童も当然角川春樹もチョイ役出演!
もちろん成田三樹夫の妖しい本願寺の坊主とか、佐藤蛾次郎の怪しい夜這いの男とか、脇役俳優マニア大喜びの人選もあり、飽きません。
(岸田森が登場1分で死んだのは悲しかったが…)

★男清純派アイドル千葉ちゃんの魅力満載

さらにオールスター映画らしくお色気サービスもあります。
千葉ちゃん映画ですから男サービスに100%寄っていますけどw

パンツ一丁で水浴びあり!白ふんどし一丁で肉体自慢あり!
男日照りな後家さんの家へマッパで夜這いかけたら、景虎軍の夜這い軍団とうっかり合流しちゃって女1人対男6人で仲良くエッチあり!
ウホッいいカラダな男天国だ。

さて最後は千葉真一鑑賞映画としての評価。
この映画の千葉ちゃん度数は最高レベル。
千葉ちゃんの千葉ちゃんによる千葉ちゃん無双映画に仕上がってます。
戦う!アクションする!和洋どっちもいける!

そして脱ぐ!
もちろん日焼けした肌にまぶしい白ふんどしぃ!


でも海外映画ならヒーローのエロシーンはあるが、千葉ちゃんが戦国娘とデキるシーンは皆無だ。

千葉ちゃんは「本能のままに生きろ」と言って部下に夜這いも恋愛も推奨はしますが、
そういうシーンはイケメン担当俳優にやらせて、千葉ちゃんは男くさい夏八木勲と流鏑馬デートw
暴れん坊将軍ばりに2人で渚を馬駆けデートw
一緒に馬比べに槍稽古に三点倒立対決w
まるでさわやかなゲイビデオwww

白ふんどしで肉体美を見せつけながら夏八木勲と笑顔で男と男の語らいをする姿は、お子様お母様にも安心だがマニアにはたまらない男清純派グラビアアイドルなクオリティでした。

(了)
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